不動産売却の相談は誰にする?不動産会社や不動産鑑定士など相談先を解説

2022-09-06

不動産売却の相談は誰にする?不動産会社や不動産鑑定士など相談先を解説

この記事のハイライト
●不動産売却や活用方法の相談は不動産会社に
●不動産の価値を調べたいときには不動産鑑定士に相談
●不動産登記に関わることは司法書士に相談

不動産の取り扱いについて相談しようとしたとき、不動産に関わる仕事は多様なため、誰に相談するべきか悩んでしまうこともあるでしょう。
不動産売却を検討するときの相談先として、不動産会社と不動産鑑定士、司法書士について解説します。
山口市内にて不動産売却を検討している方は、適切な相談先を確認しましょう。

\お気軽にご相談ください!/

不動産売却の相談先として一般的な不動産会社

不動産売却の相談先として一般的な不動産会社

まずは一般的な相談先である不動産会社についてご説明します。

不動産会社の役割とは

不動産売却を検討するときの相談先として最初に思い浮かぶのは不動産会社だと思いますが、どんな役割があるのでしょうか。
不動産会社は宅地建物取引業法によって定められた宅地建物取引業者のことで、不動産の分譲、仲介、賃貸、鑑定、評価など不動産の取り扱いにまつわる事業を営む会社です。
不動産を買いたいとき、売りたいときはもちろんのこと、不動産の貸し借りなど賃貸業、不動産の管理を委託する管理業など業態も多様です。
土地を買取し造成して土地分譲したり、建物を建てて新築分譲、中古マンションを買い取ってリフォームして再販、不動産の買取をして再販することも業態のひとつです。
また、業務上で相続や税金関連、建築の知識も必要とされるため、それらのアドバイスすることもあります。
不動産会社は不動産全般に関して取り扱っているため、不動産売却の相談先に悩まれた場合は不動産会社にご相談ください。

不動産会社にはどんなことを相談する?

不動産売却するとき、不動産会社にどんな相談ができるのかというと、まずは売却価格の根拠になる「査定」を依頼できます。
不動産会社の目線から、売却したい不動産周辺の取引事例や競合する売却物件を比較し、売却相場を算出します。
不動産の立地や周辺環境なども検討して査定額を出します。
そして、地域特性に合わせた売却方法の提案や、売却に関わる諸経費の計算、売却後に発生する税金についてのアドバイスなど、売却後もどうしたら良いかサポートいたします。
もし、不動産売却で悩んでいる場合には、アパートを建てる、駐車場にするなど不動産の活用方法についての提案もおこないます。
工事業者のご紹介や、その後の物件管理なども不動産会社の業務なので、不動産会社には包括的な支援体制が整っているといえるでしょう。
不動産売却だけではなく相続や不動産トラブルも、まずは不動産会社にご相談ください。

この記事も読まれています|離婚後も家に住み続ける方法とは?財産分与や手続きについて解説

\お気軽にご相談ください!/

不動産売却における物件評価については不動産鑑定士に相談

不動産売却における物件評価については不動産鑑定士に相談

次に不動産鑑定士に相談する場合をご説明します。

不動産鑑定士の役割とは

不動産鑑定士は不動産の「鑑定評価」に基づく法律によって制定された国家資格で、不動産の価値を求めることの専門家です。
国土交通省が発表する公的な土地価格評価基準の公示地価も複数の不動産鑑定士が評価していることを知っている方も多いでしょう。
その他にも公共用地の買収や、固定資産税や相続税を算出する路線価を決めるための評価など、公的な評価依頼も請け負います。
企業や個人など民間の依頼で、不動産売却価格の参考のための評価や、賃料や地代を改定するための不動産鑑定評価など、身近な不動産売買についても関わっています。
不動産評価のスペシャリストですが、鑑定評価で培った豊富な知識や経験を元に、不動産の活用方法や売却のアドバイスなどしてくれるでしょう。

不動産鑑定士にどんなことを相談する?

不動産鑑定士の業務だけを見てしまうと一般個人には関わりがなさそうな職業ですが、不動産売却したい物件の鑑定評価も依頼可能です。
不動産会社のように無料査定とはいかず、1件につき20万円から30万円が目安ですが、裁判に用いるなどの使用用途によっては高額になることもあります。
不動産の規模が大きくなればその費用も高くなるので、鑑定評価依頼するときには見積もりを取るようにしましょう。
不動産鑑定士に評価依頼すると「鑑定評価書」を作成してくれます。
その内容は不動産の価値を示した間違いのないものなので、それを根拠に不動産売却価格を決定すると良いでしょう。
ただし、根拠のある数字だとしても、その価格で絶対に売却できるとは限りません。
市場の状況や競合物件の有無などで、売却価格が変わることもあるので注意しましょう。
不動産鑑定士が作成した鑑定評価書は、不動産の売却価格を決める以外に、相続時の遺産分割協議などで不動産の価値を求めるときに活用されます。
相続以外では不動産の価値が争点になる裁判に用いられたり、金融機関の融資を受けるときの担保評価を示すために利用されることもあります。
いずれにしても、不動産の価値に関する相談は不動産鑑定士にしたほうが良いでしょう。

この記事も読まれています|離婚後も家に住み続ける方法とは?財産分与や手続きについて解説

\お気軽にご相談ください!/

不動産売却の登記に関しては司法書士に相談

不動産売却の登記に関しては司法書士に相談

最後に司法書士に相談する内容についてご説明します。

司法書士の役割とは

不動産売却における司法書士の役割とは、不動産に関わる権利の登記手続きの代理業務です。
登記とは、所有権や抵当権など一定の事項を公に示すために、公開された帳簿に記載することです。
登記簿には物理的現況と権利関係を公示する情報が記載されていて、司法書士は権利関係を公示する情報を登記します。
物理的現況の登記とは、建物の状況を記載する表題登記や、権利上土地を分ける分筆登記、土地をまとめる合筆登記などで、こちらは土地家屋調査士が担当します。
登記は一般的に司法書士や土地家屋調査士に依頼しますが、自分で手続きすることも可能なので、司法書士の業務は登記手続きの「代理業務」と記載しています。
しかしながら、作成書面や押印書類の作成などが複雑であるために、司法書士に依頼することが一般的です。
司法書士に登記手続きを依頼するときには、登録免許税と司法書士への報酬が必要です。
登録免許税は登記手続きのときに法務局に納めますが、司法書士に報酬と併せて支払って、代わりに納付してもらいます。

司法書士にどんなことを相談する?

司法書士への相談は登記が絡むことがメインです。
不動産の名義変更や、相続して取得した不動産の相続登記、住宅ローンを完済し抵当権を抹消する抹消登記などを依頼するときに相談します。
建物を新築したときの表示登記、建物を解体したときの滅失登記などは土地家屋調査士の業務なので、その場合は土地家屋調査士に相談しましょう。
相続に関連することでは遺産分割協議書の作成や、後見人の手続き、不動産の生前贈与の手続きサポートなども司法書士は対応が可能です。
不動産の登記を依頼するときの費用は地域や内容によって異なり、不動産の名義変更をする土地や建物の数によっても違います。
もし、名義変更を依頼するときには見積もりを取るようにしましょう。
司法書士の探し方は最寄りで探しても良いですし、金融機関や不動産会社にご相談いただければ、ご紹介できることもあります。

この記事も読まれています|離婚後も家に住み続ける方法とは?財産分与や手続きについて解説

まとめ

不動産会社は不動産全体の業務を包括して取り扱えるので、不動産売却を検討するときには最初にご相談ください。
査定から活用方法の提案、管理まで対応できます。
不動産の価値、評価を詳細に確認したいときは有償にはなりますが、不動産鑑定士に相談すると裁判資料の根拠として扱われるほど、信頼性の高い鑑定評価書を作成してもらえます。
不動産の登記に関わることは司法書士に相談しましょう。
山口県山口市で不動産売却や、不動産について相談ごとがあれば株式会社東武住販 山口店にご相談ください。
物件の査定から運用のアドバイスまで、ワンストップで対応いたします。

ブログ一覧ページへもどる

まずはご相談ください!

0120-017-102

営業時間
09:30~18:00
定休日
水曜日

売却査定

お問い合わせ