2022-07-19
仲介手数料が安い不動産会社を選ぶと売却費用が安く済むためお得ですが、安くなる理由やリスクを知らずに、金額だけで不動産会社を選ぶと後悔する場合があります。
不動産売却における仲介手数料は法律で上限が定められています。
この記事では、山口市で不動産を売却する方へ向けて仲介手数料についてご紹介しています。
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家を売却する際に請求される仲介手数料とはそもそも何の費用なのか、できればかからない方法はないものかと思う方も多いのではないでしょうか。
まず、不動産取引で不動産会社に支払う仲介手数料とはどのような費用でしょうか。
仲介手数料(媒介手数料)とは、不動産売買の仲介(媒介)を依頼した不動産会社が、取引相手の発見や契約、引き渡しなどの一連の業務をおこなった際に支払う報酬です。
不動産買取の場合には不動産会社が買主として売主から物件を直接購入するため、仲介にはならず、仲介手数料は発生しません。
仲介手数料は、仲介を依頼した不動産会社を通して売買契約が成立してはじめて発生する「成功報酬」です。
そのため、複数の不動産会社に仲介を依頼している場合でも、最終的に不動産売買契約を成立させた不動産会社1社にのみ仲介手数料を払うことになります。
また、すでに不動産会社が売却活動や物件探索をおこなっている場合でも、売買契約が成立しない限りは仲介手数料は発生しません。
一般的に仲介手数料は売買契約時に半分、引き渡し時に残り半分を現金で支払いますが、不動産会社によって異なるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
上述のとおり、仲介手数料とは売買契約を成立させた不動産会社への成功報酬です。
では、不動産会社は仲介手数料の範囲内でどのような業務をおこなっているのでしょうか?
具体的な仲介業務の内容は主に以下の4つが挙げられます。
売却相談
まずはお客様の意見を聞き、どんな条件で売却したいのかヒアリングします。
より要望に合った売買ができるよう、プロ目線のアドバイスもくわえて相談に乗ります。
物件調査
物件を売却するためには、後々のトラブルの発生を回避するためにも、売却物件の調査をしっかりとしておくことが重要です。
物件の状態を確認する現地調査やライフラインの調査、登記簿上の権利関係や法令上の制限の確認などをおこないます。
販売活動
不動産会社間の情報流通ネットワークである「レインズ」への登録や、不動産ポータルサイトへの掲載などをおこないます。
必要に応じてチラシの作成やインターネット広告への出稿など、売却戦略を工夫して活動をおこなうこともあります。
購入希望者が発見できたら、現地を直接見てもらうために内見案内をするのも不動産会社の役割です。
売買契約の手続き
契約書や重要事項説明書など、契約に関する書面の作成なども仲介業務に含まれます。
また、売買契約成立後の決済や税金の案内、引き渡し時の書類の取り交わしなども大事な業務のひとつです。
一般の方にとっては難しい内容も多いですが、代わりに担当いたしますので、あまり不動産に詳しくない方でも安心です。
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不動産売却の際の仲介手数料には法定上限額があり、物件価格によって計算方法が異なります。
売却価格が200万円未満の物件については価格に応じた利率で計算しますが、200万円以上の場合は利率に一定の金額をくわえた「速算式」で計算します。
仲介手数料に相場はとくになく、ほとんどの場合は上記の法定上限額を請求することが多いです。
この仲介手数料は不動産売却の際の販売活動や広告などの費用にあてられます。
条件はありますが、400万円以下の不動産の売主仲介手数料は 18万円と消費税(税率10%なら19.8万円)が上限額になるよう法改定されました。
これは単に仲介手数料の上限額が上がったのではなく、空き家の売却には調査費用が必要になるため、その費用分を仲介手数料の中に組み込んだ形になります。
この上限額の改定は、安価な空き家の流通を促進することが目的です。
400万円に満たない空き家は処分したくても費用対効果が悪く、扱いづらいという問題がありましたが、この改定によって、空き家の問題の解消が期待されています。
ただし、事前に売主から報酬を増額することを承諾してもらう必要があります。
なお、この改定は売主に発生する仲介手数料に限られます。
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不動産会社のなかには仲介手数料を無料にしたり、大幅に安くしている会社もあります。
一見するとお得に見えますが、仲介手数料の安さにこだわって不動産会社を選ぶことには、売却の長期化やサポートの不足などのリスクもあります。
また先述したとおり、仲介手数料は不動産売却の販売活動や広告などの費用となるため、仲介手数料が安い場合には希望している広告の効果が得られなくなる恐れもあります。
では、このようなリスクを避け、信頼できる不動産会社を見つけるためにはどのような対処法があるのでしょうか?
物件を速やかに売却するためには、希望する売却条件に合った販売経路で買主を探す必要があります。
どのような方法とどれくらいの期間で売却活動をおこなうか、しっかりと計画を立てている不動産会社を選びましょう。
戦略を持っている会社であれば、どんな計画で売却するのか質問すれば丁寧に答えてくれるでしょう。
売却活動がうまくいくかどうかは、担当する営業マンとの相性も重要となります。
そこで、売却に関する質問に親身になって誠実に答えてくれる営業マンを選びましょう。
営業マンであれば不動産に関する知識があるため、媒介契約を結ぶ前に不動産売却の疑問点や不安点などを相談しておくことも重要です。
このように、仲介手数料を安くしていたり、無料としている不動産会社にこだわるのではなく、安心して仲介を任せられる信頼できる不動産会社を選ぶことで、リスクを回避できるでしょう。
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仲介手数料は法律によって上限額が決められているので、高額な手数料を不当に請求される恐れはないでしょう。
また、健全な不動産売却活動を提供するためにも、仲介手数料は必要な費用となっています。
不動産会社との付き合いは、不動産の売却後も長く続きます。
不動産取引は難しいことも多いので、常に相談できる環境を作るためにも、親身になって寄り添ってくれる不動産会社を選ぶことが大切です。
「株式会社東武住販 山口店」は山口県山口市で不動産売却や買取をおこなっております。
不動産売却や買取をご検討中であったり、不動産に関するお悩みがある場合は、お気軽にご相談ください。