物件の価値を高めるインスペクション!不動産売却時に実施するメリットとは?

2023-01-17

物件の価値を高めるインスペクション!不動産売却時に実施するメリットとは?

この記事のハイライト
●インスペクションとは住宅の劣化具合や欠陥の有無などを調査するサービス
●実施することで買主が安心して購入できたり住宅の価値を高められたりするのがメリット
●インスペクションの費用は一戸建てかマンションかで異なる

不動産売却時は、インスペクションをおこなうと早期の売却が見込めるかもしれません。
中古住宅の流通を活発にしつつ、空き家を減らす対策として、政府からもインスペクションの実施が推奨されていますが、ご存知でしょうか。
今回はインスペクションとはなにか、メリットやかかる費用をご紹介します。
山口県山口市で不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。

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不動産売却におけるインスペクションとは?

不動産売却におけるインスペクションとは?

まずは、不動産売却におけるインスペクションとはなにかをご紹介します。

住宅の健康診断のようなもの

インスペクションとは、不動産売却時に住宅の劣化具合や状態、欠陥の有無などを調べることです。
住宅の健康診断のようなもので、一般的には中古住宅を売却する際に実施されます。
中古住宅の不動産売却では、契約内容と異なる住宅を引き渡した場合、売主は買主に対して責任を負わなくてはなりません。
築年数が経過した住宅の場合、引き渡し後になんらかの瑕疵が発見されるケースもあるでしょう。
インスペクションとは、売主が契約不適合責任を負うリスクを軽減する調査といえます。

インスペクションに関する説明が義務化

質の高い中古住宅の流通を促進するため、改正宅地建物取引業法(平成30年4月施行)において、インスペクションに関する説明が義務化されました。
インスペクションが広く認知・実施されることが目的のひとつです。
説明の内容には下記の項目があります。

  • インスペクション実施の有無
  • 実施した場合の結果
  • 設計図書等の保存状況

実施することではなく、あくまでも説明が義務となっています。

実施するタイミングとは?

インスペクションを実施するタイミングとして適しているのは、査定前です。
不動産売却の際、いくらで売却できるのかを知るために、多くの方が査定に出すことと思います。
インスペクションの結果次第で査定結果が変わることもあるので、できれば査定前に実施するのがおすすめです。
診断結果が良くなかった場合でも、売却前に必要な修繕やリフォームをおこなえます。

対象となる住宅とは?

不動産売却時、インスペクションの対象となる住宅は下記のとおりです。

  • 一度でも誰かが住んだ住宅
  • 新築後2年以上経過している
  • 中古の一戸建てやアパート、賃貸マンション

新築後2年以上経過していたり、一度でも誰かが住んだりした住宅は、既存住宅と呼ばれます。
新築後1年未満の、未使用の住宅は既存住宅に該当しません。

調査となる場所とは?

インスペクションで調査の対象となるのは、一般的に下記の場所です。

  • 一戸建ての場合:基礎・土台・床版・柱・横架材・壁・屋根版・基礎杭・外壁・間口部・屋根など
  • マンションの場合:基礎・基礎杭・床版・外壁・壁・屋根・外壁・排水管など

構造耐力造主要な部分と、雨水の侵入を防止する部分が調査されます。

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不動産売却でインスペクションを実施するメリット

不動産売却でインスペクションを実施するメリット

続いて、不動産売却でインスペクションを実施するメリットを見ていきます。

メリット1:買主が安心して購入できる

メリットとしてまず挙げられるのが、買主が安心して購入できることです。
中古住宅を購入する際、劣化状態や不具合の有無を気にする買主も多いことと思います。
条件や不動産売却する時期によっては、なかなか買主が見つからないこともあるでしょう。
しかし、インスペクションを実施した住宅であれば、スムーズな売却が見込めます。
売主が把握していなかった瑕疵を発見できたり、必要な修繕についてアドバイスをもらったりすることも可能です。
また、広告を出す際や内覧時に、インスペクション済みであることをアピールできます。
中古住宅に対する不安を軽減できるため、自信を持っておすすめできるのも大きなメリットです。

メリット2:住宅の価値を高められる

住宅の価値を高められるのも、メリットのひとつです。
先述したとおり、インスペクションにより住宅の状態を把握できます。
そのため、インスペクションの結果次第で、住宅の資産価値向上にもつながります。
中古住宅の不動産売却では、築年数や立地など、似た住宅が売り出されているケースも珍しくありません。
インスペクション済みとそうでない住宅を比べると、実施済みのほうが買い手が付きやすくなる可能性があります。

メリット3:トラブルを防止できる

不動産売却でインスペクションを実施するメリットとして、トラブルを防止できることも挙げられます。
不動産売却の際、引き渡し後になんらかのトラブルが発生することも少なくありません。
契約不適合責任を負う可能性もあり、売主にとっては大きな負担です。
インスペクション実施の有無は売買契約書に記載できるため、契約不適合責任を負うリスクを軽減できます。
住宅にどのような瑕疵があるかを把握できれば、引き渡し後のトラブル回避につながるでしょう。
買主だけでなく、売主も安心して売却できるのがインスペクションの魅力ともいえます。
ただし、インスペクションによって雨漏りなどの瑕疵が発見された場合、修繕費用は売主が負担するのが一般的です。
状態によっては不動産売却できないケースもあります。
しかし、引き渡し後に発覚するよりも、事前に瑕疵を把握し対処するほうが安心でしょう。

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不動産売却でインスペクションを実施する際の費用

不動産売却でインスペクションを実施する際の費用

最後に、不動産売却におけるインスペクションの費用をご紹介します。
不動産売却でインスペクションを実施する場合、5万円が費用の相場です。
一戸建てなのかマンションなのかによって、下記のとおり費用の相場が異なります。

  • 一戸建ての場合:165㎡未満約4.5万円・165㎡~250㎡未満約5万円・250㎡~500㎡未満約6.5万円
  • マンションの場合:約5万円

一戸建ての場合、面積によって費用の相場が異なります。
その一方、マンションでは、面積によって費用に差を設けるところは少ないです。
目安の費用はあくまでも5万円ですが、機材をたくさん使用したり詳細診断を希望したりする場合は、10万円以上になることもあります。
オプション診断を追加すれば、その分費用もアップするでしょう。

費用の内訳は?

不動産売却におけるインスペクションの費用の内訳は、下記のとおりです。

  • インスペクターへの費用
  • 交通費
  • 調査機器の使用料
  • 調査報告書の作成費用
  • 広告宣伝費

まず、インスペクター(住宅診断士など)に支払う人件費が費用に含まれます。
調査現場までの交通費も、費用に含まれるのが一般的です。
駐車場がなくコインパーキングを利用する場合は、駐車料金が別途かかることもあります。
また、調査に使う機器の使用料も費用に含まれるのが一般的です。
調査機器は使うたびに寿命が縮まるので、損料として請求されるケースが多いでしょう。
高額な機器を使用する場合は、別途追加料金が発生する可能性もあります。
調査報告書の作成費用とは、書類の郵送費やインスペクターの人件費などを指します。
紙代やインク代といった原価も、報告書の作成費用に含まれるのが一般的です。
また、インスペクションを依頼する業者のホームページの運営費用や、チラシの費用などが広告宣伝費としてかかることもあるため、事前に見積もりを依頼すると安心でしょう。

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まとめ

インスペクションとはなにか、メリットやかかる費用をご紹介しました。
不動産売却時にインスペクションをおこなえば、契約不適合責任を防げる、買主が安心して購入できるなどのメリットがあるため査定前に実施してみてはいかがでしょうか。
私たち「株式会社東武住販 山口店」は、山口県山口市での不動産買取を専門としております。
ぜひお気軽にお問い合わせください。

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